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石原慎太郎氏は「伸晃を首相にしたかった」

都知事選

石原慎太郎氏は都知事選立候補者の小池百合子氏に対して「厚化粧」と揶揄した。その後、小池氏が「顔にあざがあるので、医療用のファンデーションで隠している」と説明した。

この発言で、石原慎太郎氏とその息子伸晃氏が推す「増田ひろや」氏はかなりのダメージを負った。それにしても、石原慎太郎氏なぜこんな不用意な発言をしたのだろうか?

息子を総理にしたかった慎太郎氏

石原慎太郎氏にとって、首相になることが夢だった。しかし、自身ではかなわず、その夢を息子の伸晃氏に託した。石原慎太郎氏は一橋大学の学生時代に芥川賞を受賞し、その後、政界に進出した。

石原慎太郎氏は日本の国益を重視する尊敬できる政治家である。しかし、自分の息子を世襲の政治家にするといった家族を優先する一面もある。

石原慎太郎氏と田中角栄

一橋大学を卒業し、芥川賞も受賞した石原氏は自分のことを優秀と思っている。そして、小学校しか出ていない「田中角栄」氏が首相になれて、なぜ優秀な自分が首相になれなかったのか?その原因を考えて書いたのが2016年に出版された「天才」という本だ。

そこには首相になれなかった慎太郎氏の無念さを感じる。

なぜ、伸晃氏は都知事選に立候補しなかったのか?

自民党の都知事候補選びは、難航していた。自民党都連や森喜一郎氏は小池百合子氏の擁立に難色を示していた。石原伸晃氏が早急に立候補していればこのような分裂選挙とはならなかったはずだ。

では、なぜ、伸晃氏は都知事選に立候補しなかったのか?そこには、父慎太郎氏の「息子を首相」にしたいという思いがあった。50代の伸晃氏は都知事選に出馬して都知事になってから、首相を目指すという道もあった。しかし、慎太郎氏はすでに80代と高齢だ。もし伸晃氏が都知事を1期4年努めれば、首相になるのは少なくとも4年後となる。慎太郎氏はそこまで待てなかったのだ。